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芸術監督
:クリスティアン・マルティーヌ & 三谷梨央                 ABC-Tokyo in English
第7回Teachers Course
March 2011, Teacherscourse
第7回 Teachers Course 2011年3月23日まとめ

《ジャンプ》
・基本的にレッスンは、バーレッスン・センターレッスン・アレグロレッスンの3部に分かれていますが、女性の場合時間の関係でアレグロレッスンが省かれてしまう場合が多いので、始める前に時間配分を決めてやる事が望ましい。
生徒にとってアレグロレッスンはとても重要で、最低でも15分は必要。

生徒のレッスン配分例としては…
バー30分以上+センター30分+ジャンプ20分=1時間30分

カンパニーのレッスン配分例は…
バー30分+センター30分+ジャンプ30分で=1時間30分

・グランフェッテを入れるタイミングは、センターとジャンプの間に入れることが足首の強化の為に効果的である。
しかし、フェッテ等を舞台で踊る場合はほとんどが踊りの1番最後なので、スタミナを付ける為に、
発表会1ヶ月前くらいからはレッスンの1番最後に行うと良い。

・ジャンプの順番についてだが、ロシアではアキレス腱への負担を考えてプログラム構成されている。
最初のジャンプは両脚着地を重視した、ソテやシャンジュマン等のスモールジャンプ。
次は片脚着地を重視した、ジュテやシソンヌ等のミディアムジャンプ。
最後はグランジャンプを2種類程度行うのが主なプログラムである。
また、レッスンの最後にはルルヴェ・アントルシャシスやトランポリンジャンプ等の
瞬発力を鍛えるジャンプを行い、クールダウンの為にポール・ド・ブラを入れて
レッスンを終えるのが最も理想的である。

《ジャンプの時に使う筋肉について》
・教師はジャンプの時にどの筋肉を使うのか理解していなければならない。
スモールジャンプで使用する筋肉は、ふくらはぎより下の筋肉・足首・土踏まずである。
ミディアムジャンプで使用する筋肉は、膝の上の太もも。
グランジャンプで使用する筋肉は、太ももだが、日本人は発達し過ぎである。
過剰な発達を防ぐ為に、生徒には幼少から正しい筋肉の使い方を教える必要がある。

《ジャンプで重点的に注意しなければならない事》
・スモールジャンプで、甲は伸びているがつま先が伸びていない生徒が非常に多い。
なので、つま先まで完璧に伸ばすことを教える。

・完全に5番ポジションに戻す。
多くの生徒がバーレッスンでの5番ポジションより−30%くらいしか、ポジションに戻っていないと考えて良いので、
指導するときは完全な5番を目指すように指導する。
※ また、教師がポジションを見せるときは手で見せると良い。

・背筋が真っ直ぐであること。
背骨がS字になり、お尻が出ている事が生徒によくある光景なので、自分を真横から見て直させるのが1番効果的である。
(写真参考)















・プレパレーションのアームスのポジションが身体に近過ぎる。
女性はチュチュを着用している事も考慮して、身体から手一つ分程度離してポジションを作るよう指導する。

・ジャンプの着地は必ずかかとを床につける。
着地をしっかり行うか否かで、ダンサー生命が決まると言っても過言ではない程重要。
かかとが浮くことは自然な事なので、出来ていない生徒が居たらそれは教師の責任である。
出来るようになるまで、何度も何度も注意する。

・アントゥルシャ・シスはパドドゥの為に普段から自分で跳べるようにしておく。

・上達している生徒は、脚を鍛える為に全てポアントでレッスンさせると良い。

・全てのジャンプはエポールマンからのポジションから始める。
ただ斜めを向くことでは無い。
特に女性は思春期に入り太ったりするので、より綺麗に見せる為にとても重要。

・ジャンプのスピードが遅いのは、太ももの筋肉を使っているから。
膝下の筋肉を使えば速く跳べる。

・ポール・ド・ブラはお客様の為にすることを忘れない。

・4番ポジションでのエシャペはクロスする。(写真参考)

・ジャンプの際に、跳びながら方向転換をするパを入れると脳の活性化になる。
しかし、教師の注意の方が大切なのでコンビネーションにとらわれない程度の複雑さに。

《中学生・バーレッスン》
※生徒はバーレッスンでは全て、最初と最後はバー無しでレッスンさせる。
また、生徒が揺れないで3秒立てるまで、音は流してはならない。
※プレパレーションの時の顔はポジティブな感じが良い。
その日の機嫌の良し悪しを表に出さないことを教える為。
「自分の機嫌はスタジオの外に置いてきてからレッスンしなさい。」
等言うと生徒は理解する。

・まず始めは必ずレヴェランスを行う。

1, 両手バーに向かってタンデュ
土踏まずが落ちていないか、指を入れて確認すると良い。

2, プリエ
様々な種類のポールドブラを入れる。

3, タンデュ
床を使い、必ずドゥミを通してから伸ばすことを徹底させる。
タンデュの時の顔の位置を正確に教える。
足を見ながらタンデュを行う癖が付くと、腹筋が鍛えられないのですぐに直す。
(写真参考)

4, ジュテ
14歳〜15歳位までの生徒は毎回毎回、空中で足を止めるように指導する。
とくにピケの後に止める。
ジュテの最後はルティレ等のバランスを入れると良い。
バランスを行う際に注意することは・・・
ルルヴェに立つ時に、足がギシギシと内足になる音が無いようにする。
バランスは2カウントめでバーを離す。
これは心の強さを鍛える為。舞台に立てばバーは無く、軸が出来ていようが
いまいがバランスを取らなくてはならないのでバーレッスンから準備する。

5,ロンドゥ・ジャンブ・パテール

6,フォンデュ
フォンデュはフランス語で溶けるという意味なので、その名の通り溶ける様に行う。
フォンデュはジャンプに繋がってくるので、手と足のコーディネーションが重要。

7,フラッペ
足の力の入れ具合を重視する。
ピケのアクセントは下ではなく上に。
自分が思っているよりも遅いことを生徒に伝える。
前と横は行いやすいが、後ろは難しいので特に注意する必要がある。

8,アダージオ
プレパレーションはアロンジェのみで良い。
パッセになる時に足を上げる。と指導すると必ず内足になるので、開く(ターンアウト)と考えるよう教える。
バーを持ち替えないよう注意する。
14歳・15歳くらいになったら足の高さも追求する。

9,ロンドゥ・ジャンブ・アンレールとプティ・バットマンは一緒に行う
ロンドゥ・ジャンブ・アンレールはふくらはぎの真ん中を削るように。

10,グラン・バットマン
生徒同士で足の高さを競わせると、子供は頑張る。
体力が有り余っているので、少しくらい無理さても問題ない。
グランバットマンには必ずクローシュを入れる。
クローシュはストレッチなので生徒は190度以上が理想。
前に上げた時は、膝が胸に付くように・後ろに上げた時は、頭の反対側に足が出る。
ただし、これは女子の場合であり男子は出来るところまでで良い。
(写真参考)

《中学生・センターレッスン》
1,アダージオ
体力をつける為に、最後に必ずバランスを取らせると良い。

2,タンデュとピルエット
タンデュでは簡単なアンディオール・ピルエットを取り入れる。
女子はパッセから4番ポジション。
男子は横にタンデュから。
ピルエットは完璧な5番ポジションで終わる。
成功しても、しなくてもアピールすることが大事。
舞台では失敗した時こそ、いかに自分を売れるかがポイントである。

3,ジュテとピルエット

4,グラン・ピルエット
アティチュードやアラベスクピルエット等の多きい回転を行うときは、スポットをつけ過ぎないよう指導する。
プレパレーションのポジションが小さいと、90度に足を上げるのはとても大変なので最初からポジションを大きくするよう指導する。(写真参考)

5,グラン・バットマン
足を上げるたびに目をつむる生徒が多いので、衝撃に耐えられるよう腹筋・背筋を鍛えることが大事である。

6,斜めにピケ・トゥール斜めに進む方向を明確に。
7,女子→フェッテ 男子→アラセゴン・トゥール
足の高さは90度。
回転が足りなくならないよう、きちんと正面を向いてからプリエする。
最後は必ずポーズで終わる。
生徒が途中で止めたり、終わりのポーズをやらなかった場合はもう1度行う。

8,シャンジュマン 16回

9,エシャペ
跳んだときにカマ足になる生徒が非常に多いことを教師は理解する。
カマ足で着地すると怪我に繋がるので徹底的に直さなくてはならない。

10,グリッサード・アッサンブレ
アッサンブレはフランス語で集めるという意味なので、
空中で足を集めるよう指導する。

11,グリッサード・ジュテ

12,シソンヌ
アラベスクで着地するときに、自分の体重+10kgくらいの衝撃が足にかかります。
その衝撃に耐えるには、アラベスクの足が自分の真後ろに上がっている事が最も重要。
アラベスクの足が外れていたら、絶対にキープして着地は出来ない。
(写真参考)

シソンヌから男子は遅めの音楽にチェンジする。

13,グランジャンプ(両脚着地Ver.)
例:グリッサード・アッサンブレ等バットマンの足を90度上げる。
直前の踏み込みの足を大きくする。
大きくしなければ横に進むだけか、高く跳ぶだけになってしまう。

14,グランジャンプ(片脚着地Ver.)
例:カブリオール等カブリオールを腹筋を使い、下の足が上の足を打つ。太ももを打つ動作なのでかかと(シューズ)が擦れる音がしてはならない。
(写真参考)

男子はトゥール・アンレールも一緒に行う。

15,瞬発力を鍛える為に、アントゥルシャ・シス等のジャンプ

16,ポールドブラ

・最後も必ずレヴェランスで終了。

☆生徒がバレエ団に入ってから、ダメ出しが無くても自分で直せるダンサーに育てる。

美南海、2011年4月12日

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