ロミオ＆ジュリエット
ABC-TOKYO『ロミオとジュリエット』
あらすじ
キャピュレット家とモンタギュー家の間で続いていた確執が、ヴェローナの街で再燃する。闇の精霊が憎しみを以て両家を支配していた。
モンタギュー家の一人息子ロミオとその仲間たちは、キャピュレット家が舞踏会を開催することを知り、仮面を付けて舞踏会に行ってみることにした。パーティでロミオはキャピュレットの一人娘ジュリエットと出会い、一瞬にして恋に落ちる。ロミオに気付いたティボルトは戦いを挑もうとするが、キャピュレットに止められる。両家のいずれも戦えば死罪とヴェローナの王子から警告を受けていたからだ。闇の精霊により、ティボルトの怒りは暗く燃える。
パーティを去った後、ロミオはジュリエットの元に戻り、二人は愛の誓いを交わす。ロミオはローレンス修道士に事情を話し、二人の結婚を認めてもらう。
ティボルトはロミオを探して、ベンヴォーリオとマーキューシオを見つける。そこにロミオが戻り、ティボルトに決闘を挑まれるが、もはやティボルトを家族と思うロミオは、戦いを拒む。そこでティボルトを引き付けたマーキューシオは、致命傷を負ってしまう。
闇の精霊に憑りつかれたロミオは、ティボルトを殺してしまう。
その場を逃れたロミオは、ティボルト殺害の罪でヴェローナの王子から追放を言い渡される。故郷を追われる前の晩、ロミオは若き妻ジュリエットと一夜を過ごす。
キャピュレットはジュリエットにパリスとの結婚式を明日行うと告げるが、ジュリエットは父の怒りを受けてもなお頑なに結婚を拒む。ジュリエットはローレンス修道士の元へ急ぎ、助けを乞う。そこでローレンス修道士は、ある計画を思いつく。まず、ジュリエットに仮死状態になる液薬を渡す。ジュリエットはそれを飲んで結婚式を逃れ、その間にローレンス修道士がロミオに手紙を送る。そして、二人はマントヴァに逃れるのだ。
ジュリエットは屋敷に戻ると液薬を飲み、やがて彼女の「遺体」が発見される。誰もが嘆き悲しみ、ジュリエットは一族の聖堂である地下室に運ばれた。
ロミオの従者はロミオの元に走り、ジュリエットの死を告げた。ローレンス修道士の使者を討ってしまったため、ロミオはジュリエットの計画を知ることはなかった。
ロミオは急いでヴェローナに戻り、ジュリエットの冷たい「遺体」を見つける。そして、毒を呷ってジュリエットの傍らで息絶えるが、ジュリエットが目を覚ましたのは、その後すぐだった。愛するロミオの死を目の当たりし、ジュリエットはロミオの短剣で自らの命を絶つ。
まだ若い二人の遺体は、やがて両家の親が発見するところとなる。自身の宝である我が子を失った今、彼らに出来ることと言えば、十字架のもとに集い、懺悔することだけ。そしてついにむなしい争いに終止符が打たれ、平和が訪れる。闇の精霊にも、真の静寂が訪れるのだった。
ジュリエットと彼女が愛したロミオの物語
これ以上に悲しい話は存在しない。
(ウィリアム・シェイクスピア「ロミオとジュリエット」より)
あらすじ
キャピュレット家とモンタギュー家の間で続いていた確執が、ヴェローナの街で再燃する。闇の精霊が憎しみを以て両家を支配していた。
モンタギュー家の一人息子ロミオとその仲間たちは、キャピュレット家が舞踏会を開催することを知り、仮面を付けて舞踏会に行ってみることにした。パーティでロミオはキャピュレットの一人娘ジュリエットと出会い、一瞬にして恋に落ちる。ロミオに気付いたティボルトは戦いを挑もうとするが、キャピュレットに止められる。両家のいずれも戦えば死罪とヴェローナの王子から警告を受けていたからだ。闇の精霊により、ティボルトの怒りは暗く燃える。
パーティを去った後、ロミオはジュリエットの元に戻り、二人は愛の誓いを交わす。ロミオはローレンス修道士に事情を話し、二人の結婚を認めてもらう。
ティボルトはロミオを探して、ベンヴォーリオとマーキューシオを見つける。そこにロミオが戻り、ティボルトに決闘を挑まれるが、もはやティボルトを家族と思うロミオは、戦いを拒む。そこでティボルトを引き付けたマーキューシオは、致命傷を負ってしまう。
闇の精霊に憑りつかれたロミオは、ティボルトを殺してしまう。
その場を逃れたロミオは、ティボルト殺害の罪でヴェローナの王子から追放を言い渡される。故郷を追われる前の晩、ロミオは若き妻ジュリエットと一夜を過ごす。
キャピュレットはジュリエットにパリスとの結婚式を明日行うと告げるが、ジュリエットは父の怒りを受けてもなお頑なに結婚を拒む。ジュリエットはローレンス修道士の元へ急ぎ、助けを乞う。そこでローレンス修道士は、ある計画を思いつく。まず、ジュリエットに仮死状態になる液薬を渡す。ジュリエットはそれを飲んで結婚式を逃れ、その間にローレンス修道士がロミオに手紙を送る。そして、二人はマントヴァに逃れるのだ。
ジュリエットは屋敷に戻ると液薬を飲み、やがて彼女の「遺体」が発見される。誰もが嘆き悲しみ、ジュリエットは一族の聖堂である地下室に運ばれた。
ロミオの従者はロミオの元に走り、ジュリエットの死を告げた。ローレンス修道士の使者を討ってしまったため、ロミオはジュリエットの計画を知ることはなかった。
ロミオは急いでヴェローナに戻り、ジュリエットの冷たい「遺体」を見つける。そして、毒を呷ってジュリエットの傍らで息絶えるが、ジュリエットが目を覚ましたのは、その後すぐだった。愛するロミオの死を目の当たりし、ジュリエットはロミオの短剣で自らの命を絶つ。
まだ若い二人の遺体は、やがて両家の親が発見するところとなる。自身の宝である我が子を失った今、彼らに出来ることと言えば、十字架のもとに集い、懺悔することだけ。そしてついにむなしい争いに終止符が打たれ、平和が訪れる。闇の精霊にも、真の静寂が訪れるのだった。
ジュリエットと彼女が愛したロミオの物語
これ以上に悲しい話は存在しない。
(ウィリアム・シェイクスピア「ロミオとジュリエット」より)
Rio Mitani, Christian Martinu in "Romeo and Juliet"
|
Yoko Takase and Alisa Takagi in "Romeo and Juliette"
|
Rio Mitani and Christian Martinu in "Romeo and Juliet"